とらドラ! の話/竜児の進路

最終的に竜児が自身の進路を決めかねていることに対して「まだ一年あるんだしいいじゃん」と考えるようになったことに対して、「あんだけ色々あったのにそりゃ楽観的過ぎじゃん?」と初見では思っていたんですが、竜児の進路決定の際の足かせとなる経済的要因&泰子との確執が、他ならぬ竜児の行動がトリガーとなって解消されたことを落ち着いて思い出すと、竜児が「自分自身が何をやっていきたいか」だけを見据えてじっくり答えを出せるようになったことは竜児の頑張りの成果であるわけで、それなら全然アリじゃんという結論に至った。
まぁ最初から至ってろよという話なんですが、本読んでるまさにその時の心の動きとしては明らかに、「登場人物が苦しんでるパート」の方が振幅が大きいので、そっちに引き寄せられるんだろーなー。